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2022年3月16日

割り算を割り算以外の計算式で表すと?

 割り算は最初
7÷3=2 1
9÷6=13
のような書き方で習いますが、「あまり」や「…」は厳密には数式にもちいられる記号ではないので1つの式で表されているのとは少し違います。
では、割り算を1つの式で表すとどうなるのか?また、割り算を表す式
a=bn+r
との関連を考えてみます。

 割り算を1つの式で表すには、割り算は分数で表せることを利用します。
a÷bという計算の場合は
a÷b=ab
のように左辺を割り算、右辺を分数で書きます。
この割り算で商がn、余りがrになったとすると
a÷b=nb+rb=n+rb...(a)
となります。

例として17÷3で考えれば
17÷3=173=15+23=5+23
となるので理解しやすくなると思います。

右辺の分数の項は割り切れずに残った項であるため、余りを表したものであることがわかります。分母が割る数、分子が余りです。
したがって、割り算を演算子を使って1つの式で表すと(a)のようになります。

 次は、
a=bn+r
について考えます。
これは(a)の式を変形することで導くことができます。両辺にbを掛けると
a÷b×b=(n+rb)×ba=nb+r
となるので、この式もまた割り算を表した式であることがわかります。

a,b,n,rをそれぞれf(x),g(x),h(x),r(x)に置き換えると
f(x)=g(x)h(x)+r(x)
となり、多項式にも応用できます。この式は多項式の割り算や剰余の定理で見る式となります。

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