「がある実数に対して成り立つときaの値の範囲を求めよ。」
まず、「がある実数に対して成り立つ」とはどういう意味なのかを考えます。
これは与式を満たす実数が存在する、すなわち与式が解を持つことを意味します。
なので、問題は「が解を持つときのaの値の範囲を求めよ。」と読むことができます。
のとき、を満たすが存在する |
について考えると下に凸のグラフとなるからを満たすが存在する場合、x軸との共有点を2個持たなければなりません。
共有点が1個や0個だとの部分がなくなるため2次不等式が成り立たなくなります。
したがって、判別式より
となるから、問題の答えはとなります。
ちなみに、”ある実数”は””とも書きます。
対して”任意の実数”はすべての実数ともいい、””とも書きます。
単に”実数”であれば、”x\in\mathbb{R}”と書きます。
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