例として定数a,bをもちいた不等式
a<b
に対し基本的な操作をおこないます。
足す
引く
掛ける
cが正の定数のとき
x=1における2つの直線上の点はそれぞれ(1,a),(1,b)となります。これら2点を比較すると、不等式a<bより点(1,b)のほうがy座標が大きいので、点(1,a)よりも上に位置します。
これはつまり、直線の傾きはy=bxのほうが大きく、y=axより右上がりの直線であるということです。
c=0のとき
cが負の定数のとき
c<0より2点はx軸の負の部分x<0に存在しています。
直線の傾きと点の存在範囲より、点(c,ac)のほうが点(c,bc)よりも上に位置しています。
したがって、2点のy座標の大小関係より(4)が成り立つことがわかります。
割る
cが正の定数のとき
x=\dfrac{1}{c}における2つの直線上のそれぞれの点\left(\dfrac{1}{c},\dfrac{a}{c}\right),\left(\dfrac{1}{c},\dfrac{b}{c}\right)に着目すれば良いことがわかります。
正の定数cの逆数\dfrac{1}{c}もまた正の定数であるため、2点はx軸の正の部分x>0に存在しています。
直線の傾きと点の存在範囲より、点\left(\dfrac{1}{c},\dfrac{b}{c}\right)のほうが点\left(\dfrac{1}{c},\dfrac{a}{c}\right)よりも上に位置しています。
したがって、2点のy座標の大小関係より(5)が成り立つことがわかります。
cが負の定数のとき
負の定数cの逆数\dfrac{1}{c}もまた負の定数であるため、2点はx軸の負の部分x<0に存在しています。
直線の傾きと点の存在範囲より、点\left(\dfrac{1}{c},\dfrac{a}{c}\right)のほうが点\left(\dfrac{1}{c},\dfrac{b}{c}\right)よりも上に位置しています。
したがって、y座標に着目すると(6)が成り立つことがわかります。