度数法でも弧度法でも角の大きさを「その角が角の頂点を中心とする円の周からどれくらいの長さの弧を切り取るか」で表している点は共通しています。 しかし、「どれくらいの長さの弧」かを評価する基準が異なります。
\[\sqrt{10+5\sqrt{2}}-\sqrt{2+\sqrt{2}}=\sqrt{12+6\sqrt{2}-4\sqrt{5}-2\sqrt{10}}\] 「上の等式が成り立つことを証明せよ。」
「三角関数 半角の公式」で紹介した$\tan$の半角の公式 \begin{equation}\tan\frac{\theta}{2}=\pm\sqrt{\frac{1-\cos\theta}{1+\cos\theta}}\end{equation} には$\tan\dfrac{θ}{2}$が定義できるすべての実数$θ$において恒等な変形 \[\tan\frac{\theta}{2}=\frac{\sin\theta}{1+\cos\theta}\] が存在しますが、恒等でない変形も存在します。