反比例y=axy=ax(a:a:定数、a≠0a≠0)のグラフは双曲線なのでしょうか?
y=axy=axのグラフを適当に回転移動させると双曲線の方程式になることを確かめてみます。
y=axy=axのグラフを適当に回転移動させると双曲線の方程式になることを確かめてみます。
双曲線とは、2つの焦点からの距離の差の絶対値が一定となる点の集合のことです。
焦点がx軸上にある双曲線は
x2p2−y2q2=1(p,q:定数;p>0,q>0)x2p2−y2q2=1(p,q:定数;p>0,q>0)
という方程式で表されます。
また、上記の式で表される双曲線はx軸およびy軸に関して対称で、x軸は双曲線と交わる対称軸、y軸は双曲線と交わらない対称軸となります。
対して、反比例y=axy=ax(ただし、a>0a>0)のグラフは直線y=xy=xとy=−xy=−xに関して対称で、直線y=xy=xはy=axy=axのグラフと交わる対称軸、直線y=−xy=−xはy=axy=axのグラフと交わらない対称軸となります。
対して、反比例y=axy=ax(ただし、a>0a>0)のグラフは直線y=xy=xとy=−xy=−xに関して対称で、直線y=xy=xはy=axy=axのグラフと交わる対称軸、直線y=−xy=−xはy=axy=axのグラフと交わらない対称軸となります。
そこで、双曲線と交わる対称軸x軸とy=axy=axのグラフと交わる対称軸y=xy=xを対応させ、両者が重なるようにy=axy=axのグラフのほうを原点を中心に回転移動させます。
移動後のグラフの方程式が双曲線の方程式となればy=axy=axのグラフが双曲線であることがわかります。
移動後のグラフの方程式が双曲線の方程式となればy=axy=axのグラフが双曲線であることがわかります。
直線y=xy=xはx軸とは反時計回りに45°45°の角をなす直線なので、y=axy=axのグラフを原点を中心に反時計回りに−45°−45°だけ回転移動させます。
回転移動後のグラフの方程式はf(x)=axf(x)=axより
回転移動後のグラフの方程式はf(x)=axf(x)=axより
f(xcos(−45°)+ysin(−45°))=−xsin(−45°)+ycos(−45°)axcos(−45°)+ysin(−45°)=−xsin(−45°)+ycos(−45°)ax√2−y√2=x√2+y√2a=(x√2+y√2)(x√2−y√2)=x2(√2)2−y2(√2)2x2(√2)2−y2(√2)2=a1a{x2(√2)2−y2(√2)2}=11(√a)2{x2(√2)2−y2(√2)2}=1x2(√2a)2−y2(√2a)2=1f(xcos(−45°)+ysin(−45°))=−xsin(−45°)+ycos(−45°)axcos(−45°)+ysin(−45°)=−xsin(−45°)+ycos(−45°)ax√2−y√2=x√2+y√2a=(x√2+y√2)(x√2−y√2)=x2(√2)2−y2(√2)2x2(√2)2−y2(√2)2=a1a⎧⎨⎩x2(√2)2−y2(√2)2⎫⎬⎭=11(√a)2⎧⎨⎩x2(√2)2−y2(√2)2⎫⎬⎭=1x2(√2a)2−y2(√2a)2=1
となります。
これは双曲線の方程式なので、回転移動前の反比例y=axy=ax(ただし、a>0a>0)のグラフは双曲線であることがわかります。
a<0a<0のときのy=axy=axのグラフは、a>0a>0のときのグラフをx軸またはy軸に関して対称移動したものなので、これも双曲線となります。
a<0a<0のときのy=axy=axのグラフは、a>0a>0のときのグラフをx軸またはy軸に関して対称移動したものなので、これも双曲線となります。
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