(1)|x-1|>2x-1
(2)|x+1|\leqq-\dfrac{1}{2}x+1」
絶対値の中身と外側にxが含まれる不等式は絶対値記号を外したときの結果によって場合分けをします。
(1)|x-1|>2x-1
絶対値記号を外したときの結果とその時のxの条件は以下のようになります。
\begin{align*}x<1のとき\\ |x-1|&=-(x-1)=-x+1\\[0.5em]x\geqq1のとき\\ |x-1|&=x-1\end{align*}
これをもとに不等式を解きます。
x<1のとき
\begin{align*}-x+1&>2x-1\\[0.5em]3x&<2\\[0.5em]x&<\frac{2}{3}\end{align*}
条件x<1と解x<\dfrac{2}{3}を同時に満たしている、すなわち数直線で範囲を表したとき共通している部分が不等式の解となります。数直線より解の1つはx<\dfrac{2}{3}となります。
x\geqq1のとき
\begin{align*}x-1&>2x-1\\[0.5em]x&<0\end{align*}
以上から、この不等式の解はx<\dfrac{2}{3}となります。
(2)|x+1|\leqq-\tfrac{1}{2}x+1
(1)と同様に解きます。
\begin{align*}x<-1のとき\\ |x+1|&=-(x+1)=-x-1\\[0.5em]x\geqq-1のとき\\ |x+1|&=x+1\end{align*}
なので、
x<-1のとき
\begin{align*}-x-1&\leqq-\frac{1}{2}x+1\\[0.5em]\frac{1}{2}x&\geqq-2\\[0.5em]x&\geqq-4\end{align*}
条件x<-1と解x\geqq-4の共通している部分を調べると
数直線より解の1つは-4\leqq x<-1となります。
x\geqq-1のとき
\begin{align*}x+1&\leqq-\frac{1}{2}x+1\\[0.5em]\frac{3}{2}x&\leqq0\\[0.5em]x&\leqq0\end{align*}
条件x\geqq-1と解x\leqq0の共通している部分を調べると
以上から、この不等式の解は-4\leqq x<-1または-1\leqq x\leqq0となりますが、この2つの範囲内にある-4から0までxを変化させてみると必ずどちらかの範囲を満たして途切れることがありません。
上のリンクのような解き方で解くこともできます。
(1)
これは
\begin{align*}|x|&>A\\[0.5em]x<-A&,A<x\end{align*}
とできる形であるから
\begin{align*}|x-1|&>2x-1\\ \\ x-1<-2x+1,&2x-1<x-1\\[0.5em]3x<2,&x<0\\[0.5em]x<\frac{2}{3},&x<0\end{align*}
x<\dfrac{2}{3}かx<0のどちらかを必ず満たしていればよいということだから、
(2)
これは
\begin{align*}|x|&\leqq A\\[0.5em]-A\leqq &x\leqq A\end{align*}
とできる形であるから
\begin{align*}|x+1|&\leqq-\frac{1}{2}x+1\\[0.5em]\frac{1}{2}x-1\leqq &x+1\leqq -\frac{1}{2}x+1&\cdots(*)\end{align*}
この不等式は
\left\{\begin{aligned}\frac{1}{2}x-1&\leqq x+1&\cdots(a)\\[0.5em]x+1&\leqq -\frac{1}{2}x+1&\cdots(b)\end{aligned}\right.
と分けることができるから、それぞれ解いて
\begin{align*}(a)\ \frac{1}{2}x-1&\leqq x+1\\[0.5em]\frac{1}{2}x&\geqq-2\\[0.5em]x&\geqq-4&\cdots(c)\\[1.5em](b)\ x+1&\leqq -\frac{1}{2}x+1\\[0.5em]\frac{3}{2}x&\leqq0\\[0.5em]x&\leqq0&\cdots(d)\end{align*}
(*)は(a)と(b)を同時に満たしている不等式なので、(c)と(d)もまた同時に満たしているものが解となります。
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