「2次関数のとにおける接線の交点の座標を求めよ。」
このような問題はどのように解けばよいでしょうか?
任意の2次関数のとにおける接線の交点の座標について考えます。
2次関数上の接点の座標はそれぞれ、2次関数の導関数はなので、における接線の方程式は
における接線の方程式は
これら2接線の交点を求めるには、上記2接線の方程式を連立して解く必要があります。
まずについて求めると
をに代入してについて求めると
となるから、交点の座標はであるとわかります。
ここで最も着目したいのは2次関数の異なる2つの接線の交点が常に接点のx座標の中間にあることです。
これを知っていれば、1つの接線の方程式からy座標も求めることができます。
2次関数の接点の1つは、導関数はなので、における接線の方程式は
となります。
また、における接線との交点のx座標は
したがって、交点の座標はであるとわかります。
交点のy座標からも
と求まります。
また、における接線との交点のx座標は
であり、これをに代入すると
交点のy座標からも
もちろん任意の2次関数から接線の交点を求めたときと同様の手順で計算しても求めることができます。
2次関数のもう1つの接点はで、この接点における接線の方程式は
とを連立して解くと
したがって、交点の座標はと求まります。
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