「線分$\text{AB, AC}$がある。ここに次の条件を満たす円$\text{O}$を定規とコンパスで作図せよ。
条件1:円$\text{O}$は点$\text{C}$と線分$\text{AB}$を$2:1$に内分する点$\text{P}$を通る。
条件2:円$\text{O}$は直線$\text{AC}$を接線とする。」
このような問題はどのように解けばよいでしょうか?
まずは$\text{AB}$の内分点$\text{P}$を作図します。
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これは三角形$\text{ABC}$の重心です。
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$\text{BC}//\text{PF}$なので同位角が等しいことから$△\text{ABM}$と$△\text{APF}$が相似であることがわかります。その相似比は重心の性質より$\text{AF}:\text{FM}=2:1$であり$\text{AM}:\text{AF}=3:2$であることから、$\text{AB}:\text{AP}=3:2$そして$\text{AP}:\text{PB}=2:1$であることを確かめることができます。
次は中心$\text{O}$を見つけます。
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直線$\text{AC}$が円$\text{O}$の接線であり、円$\text{O}$が点$\text{C}$を通るならば点$\text{C}$は接点であることがわかります。
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