2直線が1点で交わっているとき、がつくる角の二等分線上の交点以外の点はを接線とする円の中心となります。
このことを確かめてみます。
このことを確かめてみます。
点から直線にそれぞれ垂線をおろし、その足をとすると、直角三角形ができます。
直角三角形とに着目すると、
ゆえにで、点を中心として2点を通る円(以下、円)が存在することがわかります。
- 共通の斜辺なので
- 直角三角形なので
- 直線は直線のつくる角の二等分線なので
ゆえにで、点を中心として2点を通る円(以下、円)が存在することがわかります。
また、はということであり、直線は直線、直線は直線のことです。
円の中心以外の半径の端点を通り、かつその半径に垂直な直線は円の接線なので、直線は円の接線であることがわかります。
円の中心以外の半径の端点を通り、かつその半径に垂直な直線は円の接線なので、直線は円の接線であることがわかります。
以上より、直線がつくる角の二等分線上の交点以外の点はを接線とする円の中心であることを確かめることができました。
逆に円の中心と平行でない2本の円の接線の交点を通る直線は2接線がつくる角の二等分線となります。
とに着目すると、
ゆえにで、よりです。
は2接線がつくる角なので、直線は2接線がつくる角の2等分線であることがわかります。
-
円の接線の性質より
すなわち、 - 共通の辺なので、これは上記の直角の内角より斜辺であることがわかります。
- 円の半径なので
ゆえにで、よりです。
は2接線がつくる角なので、直線は2接線がつくる角の2等分線であることがわかります。
以上より、円の中心と平行でない2本の接線の交点を通る直線は2接線がつくる角の二等分線であることを確かめることができました。
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