2点間の距離とは、2点がどれだけ離れているかを表す以上の値のことで、2点を結ぶ線分の長さのことです。
数直線上に座標がである点をとると、2点間の距離は
数直線上に座標がである点をとると、2点間の距離は
と表すことができます。
なぜこのように表すことができるのかを考えてみます。
1. またはのとき
のときは、同様にしてはとなります。
座標がである点をとすると、のときのは2点間の距離、のときのは2点間の距離でもあります。
かつのときの各場合のは、これらとをもちいて表すことができます。
2. のとき
(かつ)かつのとき、3つの場合が考えられます。
2-1. かつのとき
したがって、は
となります。
2-2. かつのとき
したがって、は
となります。
なので、かつという場合はありません。
2-3. かつのとき
したがって、は
となります。
以上より、(かつ)かつのとき常に2点間の距離は
で表せることがわかります。
3. のとき
(かつ)かつのときも同様に3つの場合が考えられます。
3-1. かつのとき
したがって、は
となります。
3-2. かつのとき
したがって、は
となります。
なので、かつという場合はありません。
3-3. かつのとき
したがって、は
となります。
以上より、(かつ)かつのとき常に2点間の距離は
で表せることがわかります。
1.、2.、3.より数直線上の2点間の距離は
と表すことができます。
これはすなわち2点間の距離はの大きいほうから小さいほうを引くことで求められるということです。
これはすなわち2点間の距離はの大きいほうから小さいほうを引くことで求められるということです。
ところで、であることより、との大小関係が逆転すると符号が反転することに着目すると
とすれば2点がどの位置にあっても常に以上の値を与える1つの式で表せることがわかります。
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