三平方の定理
c^2=a^2+b^2
は、「直角三角形の斜辺の長さを1辺とする正方形の面積は他の2辺をそれぞれ1辺とする正方形の面積の和に等しい」と説明されますが、この式を変形すれば正方形以外の様々な図形に変えて考えることができます。
両辺に任意の実数kを掛けると
kc^2=ka^2+kb^2
となります。
両辺に\dfrac{\sqrt{3}}{4}を掛けると
\frac{\sqrt{3}c^2}{4}=\frac{\sqrt{3}a^2}{4}+\frac{\sqrt{3}b^2}{4}
となります。
\dfrac{\sqrt{3}}{4}倍の理由は、正三角形の高さは1辺の長さの\dfrac{\sqrt{3}}{2}倍なので、1辺の長さがcの正三角形を例にすればその面積は
\frac{1}{2}\cdot c\cdot\frac{\sqrt{3}c}{2}=\frac{\sqrt{3}c^2}{4}
となるためです。
両辺に\dfrac{\pi}{8}を掛けると
\frac{\pi c^2}{8}=\frac{\pi a^2}{8}+\frac{\pi b^2}{8}
となります。
\dfrac{\pi}{8}倍の理由は、半円はそれぞれの辺の長さを直径としているので、直径をcとする半円を例にすればその面積は
\frac{1}{2}\cdot\left(\frac{c}{2}\right)^2\pi=\frac{\pi c^2}{8}
となるためです。
この関係はヒポクラテスの定理で利用されています。
以上に上げたそれぞれの直角三角形の辺に隣接する図形はいずれも相似でした。これ以外にも隣接する図形が相似であれば面積の関係は同様に三平方の定理を満たします。
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