正六角形の面積を1辺の長さや対角線の長さから求める公式はどのようなものでしょうか?
正六角形の1辺の長さから面積を求める公式
したがって、1辺の長さがaの正三角形の面積は\dfrac{\sqrt{3}}{4}a^2なので、1辺の長さがaの正六角形の面積は正三角形の面積の6倍の
\large\frac{3\sqrt{3}}{2}a^2
となります。
正六角形の長いほうの対角線から面積を求める公式
正六角形の長いほうの対角線の長さがbのとき、その面積はどのように表されるでしょうか?
前述の通り、正六角形の各頂点から長いほうの対角線を引くと6個の合同な正三角形ができます。
長いほうの対角線の長さは正三角形の1辺の長さの2倍であり、正三角形の1辺の長さは正六角形の1辺の長さに等しいので、正六角形の1辺の長さは\dfrac{b}{2}となります。
前述の通り、正六角形の各頂点から長いほうの対角線を引くと6個の合同な正三角形ができます。
長いほうの対角線の長さは正三角形の1辺の長さの2倍であり、正三角形の1辺の長さは正六角形の1辺の長さに等しいので、正六角形の1辺の長さは\dfrac{b}{2}となります。
したがって、長いほうの対角線の長さがbの正六角形の面積は、1辺の長さがaの正六角形の面積\dfrac{3\sqrt{3}}{2}a^2にa=\dfrac{b}{2}を代入した
\frac{3\sqrt{3}}{2}\left(\frac{b}{2}\right)^2=\large\frac{3\sqrt{3}}{8}b^2
となります。
正六角形の短いほうの対角線から面積を求める公式
正六角形の短いほうの対角線の長さがcのとき、その面積はどのように表されるでしょうか?
正六角形の各頂点から長いほうの対角線を引いた後、1つの頂点から短いほうの対角線を1本引いてみると、短いほうの対角線は分割してできた正三角形の高さの2倍の長さをもつことがわかります。すなわち、正三角形の高さは\dfrac{c}{2}です。
正六角形の各頂点から長いほうの対角線を引いた後、1つの頂点から短いほうの対角線を1本引いてみると、短いほうの対角線は分割してできた正三角形の高さの2倍の長さをもつことがわかります。すなわち、正三角形の高さは\dfrac{c}{2}です。
したがって、短いほうの対角線の長さがcの正六角形の面積は、1辺の長さがaの正六角形の面積\dfrac{3\sqrt{3}}{2}a^2にa=\dfrac{\sqrt{3}}{3}c=\dfrac{c}{\sqrt{3}}を代入した
\frac{3\sqrt{3}}{2}\left(\frac{c}{\sqrt{3}}\right)^2=\large\frac{\sqrt{3}}{2}c^2
となります。
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