円に内接・外接する正多角形の面積を求めるための式を作ってみようと思います。
円に内接する正多角形の面積
この二等辺三角形の面積sniは
sni=12r⋅rsin360°n=r22sin360°n
二等辺三角形はn個あるので、円に内接する正n角形の面積Sniは
Sni=n⋅sni
であるので、
Sni=nr22sin360°n(n:3以上の整数)
より求められます。
円に外接する正多角形の面積
高さを利用して二等辺三角形の面積を求めるには底辺の長さlnoが必要になります。
そこで、図2の緑の直角三角形を利用します。
この直角三角形の鋭角の1つは二等辺三角形の頂角の半分の大きさであるため
360°n⋅12=180°n
で、この角の対辺の長さは二等辺三角形の底辺の半分の長さなのでlno2です。このことから
lno2=rtan180°nlno=2rtan180°n
ここで、半角の公式
tanθ2=sinθ1+cosθ
より
lno=2rtan180°n=2rtan360°n2=2rsin360°n1+cos360°n
したがって、二等辺三角形の面積snoは、
sno=12r⋅lno=12r⋅2rsin360°n1+cos360°n=r2sin360°n1+cos360°n
二等辺三角形はn個あるので、円に外接する正n角形の面積Snoは
Sno=n⋅sno
であるので、
Sno=nr2sin360°n1+cos360°n(n:3以上の整数)
となります。
(2024/3)半角の公式に誤りがありましたので修正しました。申し訳ございません。
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