横画面推奨!
モバイル機器の場合、数式が見切れる場合があります。

2021年12月16日

分数を含む文字式の計算(足し算・引き算)

(a+4b)/3+(2a-b)/2-(3a-5b)/4
上の文字式を計算せよ。

 このような問題はどのように解けばよいでしょうか?


 分数を含む文字式の計算は、通分をおこない分母の数を揃えて計算します。
通分は下のように分母と分子の両方に同じ数を掛けても大きさが変わらないことを利用した方法です。
ab=a×cb×c
これは
a×cb×c=ab×cc=ab×1
のように、1を掛けていることと同じであるため大きさが変わりません。
ちなみに、
ab=a×1cb×1c=a÷cb÷c
も成り立つため、約分ができることがわかります。

 問題の式は分母が2,3,4の公倍数の12になるように通分します。
(a+4b)×43×4+(2ab)×62×6(3a5b)×34×3=(a+4b)×412+(2ab)×612(3a5b)×312=(a+4b)×4+(2ab)×6(3a5b)×312
分子は分配法則を利用して計算します。
(a+b)×c=a×c+b×c
よって、
(4a+16b)+(12a6b)(9a15b)12=7a+25b12
となります。

また、
a+bc=ac+bc
となることから、
a+4b3+2ab23a5b4=(a3+4b3)+(2a2bc)(3a45b4)
aを含む同類項とbを含む同類項をそれぞれまとめて通分して計算します。
(a3+2a23a4)+(4b3+b25b4)=(4a12+12a129a12)+(16b12+6b1215b12)=4a+12a9a12+16b6b+15b12=7a12+25b12
または、
712a+2512b
のようにa,bを分数からおろしても良いです。

Share:
share
◎Amazonのアソシエイトとして、当サイト「数学について考えてみる」は適格販売により収入を得ています。
Powered by Blogger.

Blog Archive

PR

blogmura_pvcount
ブログランキング・にほんブログ村へ