図1 三角形ABC |
\begin{equation}△ABC=\frac{1}{2}AB× AC\sinθ\end{equation}
で求めることができます。
なぜこの式で三角形の面積を求めることができるのでしょうか?
三角比を利用して$CD$の長さを求めると
\begin{align*}\sinθ&=\frac{CD}{AC}\\[0.5em]CD&=AC\sinθ\end{align*}
したがって、$△ABC$の面積は
\begin{align*}△ABC&=\frac{1}{2}AB× CD\\[0.5em]&=\frac{1}{2}AB×
AC\sinθ\end{align*}
となり、$(1)$と同じ式を導くことができました。
先程は$∠A$が鋭角の場合なので、鈍角である場合についても考えます。
半直線$BA$に対して頂点$C$から垂線を下ろし、その交点を$D$とします。
$△DAC$は直角三角形で、$CD$は$△ABC$の高さに相当します。また、$∠DAC$は$∠A$の外角であるため$180°-θ$です。
図3 ∠Aが鈍角である場合 |
$△DAC$は直角三角形で、$CD$は$△ABC$の高さに相当します。また、$∠DAC$は$∠A$の外角であるため$180°-θ$です。
\begin{align*}\sin(180°-θ)&=\frac{CD}{AC}\\[0.5em]CD&=AC\sin(180°-θ)\end{align*}
$\sin(180°-θ)=\sinθ$なので
\[CD=AC\sinθ\]
したがって、$△ABC$の面積は
\begin{align*}△ABC&=\frac{1}{2}AB× CD\\[0.5em]&=\frac{1}{2}AB×
AC\sinθ\end{align*}
となり、こちらも$(1)$と同じ式となることがわかりました。
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