このような問題はどのように解けばよいのでしょうか?
それぞれの円の中心から正方形(以下、正方形)の各辺に平行な直線を引きます。すると、それぞれの直線は正方形の辺と垂直に交わるので、正方形の四隅に合同な4つの正方形(以下、正方形)、正方形の中央に小さな正方形(以下、正方形)、そして正方形に隣接する合同な4つの長方形ができます。
正方形の1辺の長さは、円の半径に等しいであり、長方形の1組の対辺の長さもとなります。
正方形の1辺の長さをとすると、長方形のもう1組の対辺の長さもとなります。
したがって、正方形の1辺の長さは正方形の1辺の長さ2つと長方形のもう1組の対辺の長さの和に等しいので、と表せることがわかります。
次に正方形の1辺の長さを求めます。
2つの円の中心を結ぶと、これは正方形の対角線でもあります。
対角線を引くことによって上図のように直角二等辺三角形ができます。
この直角二等辺三角形の等辺は正方形の1辺の長さに等しいので、斜辺の長さは2つの円の半径の和となるのでです。
対角線を引くことによって上図のように直角二等辺三角形ができます。
この直角二等辺三角形の等辺は正方形の1辺の長さに等しいので、斜辺の長さは2つの円の半径の和となるのでです。
すると、三平方の定理より
と正方形の1辺の長さが求められます。
以上より、正方形の1辺の長さは
であるとわかります。
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