図2 正六角形の様々な長さ |
1辺の長さを$1$とすると、正六角形は合同な6つの正三角形に分割できることから、最も遠い頂点同士の距離は$2$、対辺同士の距離は$\sqrt{3}$となります。(鋭角の1つが$60°$の直角三角形の三角比より)
図3 2つの直角二等辺三角形 |
それぞれの斜辺の長さは先ほどの六角形の長さより$1$と$\sqrt{3}$なので相似比は$1:\sqrt{3}$となります。
斜辺が$1$の直角二等辺三角形について考えると、等辺の長さを$a$として三平方の定理より
\begin{align*}a^2+a^2&=1^2\\
2a^2&=1\\[0.5em]a^2&=\frac{1}{2}\\[0.5em]a&=\frac{\sqrt{2}}{2}&(\because
a>0)\end{align*}
斜辺が$\sqrt{3}$の直角二等辺三角形の等辺の長さを$b$とすると相似比より
\begin{align*}1:\sqrt{3}&=\frac{\sqrt{2}}{2}:b\\[0.5em]b&=\sqrt{3}\cdot\frac{\sqrt{2}}{2}\\[0.5em]&=\frac{\sqrt{6}}{2}\end{align*}
正方形の1辺の長さは$a+b$となるので、
\begin{align*}a+b&=\frac{\sqrt{2}}{2}+\frac{\sqrt{6}}{2}\\[0.5em]&=\underline{\frac{\sqrt{2}+\sqrt{6}}{2}}≒1.93\end{align*}
と求められます。
逆に正方形の1辺の長さを$1$とすると、正六角形の1辺の長さは
\begin{align*}\frac{2}{\sqrt{2}+\sqrt{6}}&=\frac{2}{\sqrt{2}(1+\sqrt{3})}\cdot\frac{\sqrt{2}(\sqrt{3}-1)}{\sqrt{2}(\sqrt{3}-1)}\\[0.5em]&=\frac{2\sqrt{2}(\sqrt{3}-1)}{4}\\[0.5em]&=\frac{\sqrt{2}(\sqrt{3}-1)}{2}\\[0.5em]&=\frac{\sqrt{6}-\sqrt{2}}{2}≒0.52\end{align*}
となります。
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