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2021年10月9日

重心の位置ベクトルの求め方 2通り

 重心の位置ベクトルは以下のようになります。
重心の位置ベクトル
図1 重心の位置ベクトル
 ABCの重心Gの位置ベクトルOG
OG=OA+OB+OC3
これを2通りの方法で求めてみました。

その1

図2 重心の位置ベクトルを求める
 重心の位置ベクトルOGOAAGの2つのベクトルの合成で求めます。
そのためにABCと合同な三角形を組み合わせた平行四辺形ABA'Cを考え、AGOA,OB,OCで表します。
AA'=AB+BA'
となるため、
AB=OBOABA'=AC=OCOAAA'=OBOA+OCOA=OB+OC2OA
BCの中点をDとすると、重心Gは中線AD2:1に内分することとAD=DA'から、
AG:GD:DA'=2:1:3AG:AA'=AG:AG+GD+DA'=2:2+1+3=1:3
このことから、
AG=13AA'=OB+OC2OA3
よって、
OG=OA+AG=OA+OB+OC2OA3=OA+OB+OC3

その2

 重心の位置ベクトルOGOA,AE,EGの合成で求めます。ただし、点EACの中点です。
そのためにAE,EGOA,OB,OCで表します。
AE=12AC=OCOA2
GABCの重心であるから、
BG:GE=2:1
このことからEG
EG=13EB=OBOE3
ここで、OE
OE=OA+AE=OA+OCOA2=OA+OC2
したがって、
EG=13(OBOA+OC2)=2OBOAOC6
よって、OG
OG=OA+AE+EG=OA+OCOA2+2OBOAOC6=OA+OB+OC3

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