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2021年9月25日

時計の針と角度

時計 3時10分

 時計の目盛りは1から12までの数字が振ってある大きな目盛りは12個、大きな目盛りと大きな目盛りの間には小さな目盛りが4個あります。それぞれ1目盛り何度あるでしょうか?

時計の針 角度
1周360°なので、
\[360^{\circ}÷12=\underline{30^{\circ}}\]
小さな目盛りは、大きな目盛りを5等分しているので、
\[30^{\circ}÷5=\underline{6^{\circ}}\]

 時針は12時間で1周、分針は1時間で1周するので、それぞれが1分あたりに進む角度は、

時針:$\frac{360^{\circ}}{12× 60}=0.5^{\circ}$なので0.5°/分

分針:$\frac{360^{\circ}}{1× 60}=6^{\circ}$なので6°/分

となります。

例題

時計 1時20分
「アナログ時計が1時20分を示している。このとき、時針と分針のなす角のうち小さい方の角度は何度になるか?」
という問題について考えてみます。
12の目盛りを基準とすると分針は4の位置にあるので、
\[30^{\circ}× 4=120^{\circ}\]
時針は1の目盛りから20分進んだ位置にあるので、
\begin{align*}30^{\circ}+0.5^{\circ}× 20&=30^{\circ}+10^{\circ}\\ &=40^{\circ}\end{align*}
となります。
時計の針の角度

したがって、求める角度は分針の角度と時針の角度の差なので、80°となります。

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