数を表すのに使われる数字は
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9の10種類があります。それぞれの数字には決まった大きさがあります。
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図1 数字と数の対応表 |
図1のようにそれぞれの数字は青い丸の数に対応しています。青い丸は「数の素(もと)」のようなものです。人やものを数えるときなどは「数の素」を人やものに置き換えることになります。
しかし、数は9より大きいものも存在しますが数字は上記の10種類しかありません。
そのため必要になるのは「位」や「桁」と呼ばれるものです。
9より大きい数を数字を使って表すには、2つ以上の数字を並べます。並べた数字の数を数えるときの単位が「桁」です。
一番右の桁は「一の位」、その左隣の桁が「十の位」、さらに左には「百の位」、「千の位」と続いています。このようにそれぞれの桁についている呼び名が「位」と呼ばれるものです。
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図2 「3」と言う数 |
「位」は、箱のようなものです。「一の位」の箱の中に図1の「数の素」を入れることができます。ただし、10個入れると満杯になってしまいます。
「数の素」が10個入った「一の位」の箱はふたを閉め、「十の位」の箱の中に入れます。新しい「一の位」の箱も用意しておきます。
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図3 「10」という数 |
この満杯の「一の位」の箱が1つ入った「十の位」の箱(1)と何も入っていない「一の位」の箱(0)を組み合わせることで数字で「10」と言う数を表すことができます。
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図4 「23」という数 |
「23」という数の場合は、「十の位」の箱の中に満杯になった「一の位」の箱が2つが入っており、他に「数の素」が3つ入った「一の位」の箱があります。これらを1つのまとまりとして見ることで「23」という数ができています。
以上のことから、数を数字で表す上での「位」という考え方は、この「数の素」を10個ごとのまとまりを作って整理してわかりやすくするためにあることがわかります。
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https://p-suugaku.blogspot.com/2021/09/blog-post.html数の「位」とは