「上のに当てはまるものを以下の選択肢から選べ。
ア. > イ. = ウ. <
」
この問題を解くには、左の二重根号がどうなるのかがポイントになります。
二重根号には
のように変形できるものがあります。(ただし、は、は)
これは因数分解公式の
を利用しています。
それぞれの左辺から右辺が導かれることを確かめます。
の左辺は
と変形できます。
とすればより
となるので、が成り立つことがわかります。
の左辺も同様にして、
と変形できるので、とすればより
となります。
の成立条件ののとき、すなわちなので
となり、が成り立つことがわかります。
との大小関係が逆でのとき、すなわちなので
となります。
このようには成立条件が重要になるので、二重根号の公式を使う際はのほうに大きい数をあてるようにすると間違いを減らせます。
問題の場合は二重根号部分が
のように変形できるため、を利用して
とすることができます。
したがって、問題の左の数は
となるため、「イ. =」が正解となります。
(2023/9)加筆修正を行いました
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