横画面推奨!
モバイル機器の場合、数式が見切れる場合があります。

2022年3月27日

1年後の今日は何曜日?

「2021年1月1日は金曜日である。次の年月日の曜日を答えよ。

(1)2022年1月1日

(2)2025年1月1日」

このような問題はどのように解けばよいでしょうか?

 曜日は月、火、水、木、金、土、日の7つあり、決まった順番で繰り返し変わっていくので、7日後、14日後、21日後と7の倍数の日数が過ぎるたびに同じ曜日に戻ってきます。
このことから7で割った結果から何曜日かを知ることができます。
簡単な例として1日目から7日目までの1週間で考えてみます。1日目を金曜日として
1日目は
\[1÷7=0余り1\]
2日目は
\[2÷7=0余り2\]
というように計算していき、
7日目の$7÷7=1余り0$までの結果をまとめると以下のようになります。
8日目以降、余りと曜日はこの順番で巡るので、この表から余りの0~6と曜日が対応していることがわかります。

余りが1のとき1日目と同じ曜日で余りが0のとき1日目の前日の曜日になる点は注意してください。


(1)

 2021年の日数は365日で2022年1月1日を加えると366日です。これを7で割ると
\[366÷7=52余り2\]
2021年1月1日が金曜日であることから余りが1のとき金曜日になるので、余りが2に対応するのは土曜日であることがわかります。
よって、2022年1月1日は土曜日です。

(2)

2024年は4で割り切れるのでうるう年です。なので各年の日数は
\begin{align*}&2021年:365日&&2022年:365日\\ &2023年:365日&&2024年:366日(うるう年)&\end{align*}
となり、2025年1月1日を加えると
\[365+365+365+366+1=1462(日)\]
7で割ると
\[1462÷7=28余り6\]
余りが6に対応するのは水曜日なので、2025年1月1日は水曜日です。

別の解き方

 1年の日数365を7で割ると
\[365÷7=52余り1\]
になることに着目すると、うるう年以外の1月1日と同じ年の12月31日は同じ曜日になることがわかります。
すると、翌年の1月1日の曜日は前年の1月1日の曜日より1つ進むことになります。
前年がうるう年であった場合は1日多いので曜日は2つ進みます。
2021年1月1日の曜日と2025年1月1日の曜日
これを利用して考えると2021年1月1日が金曜日なので3年後の2024年1月1日は3つ曜日が進んで月曜日となり、2024年はうるう年なので翌年の2025年1月1日は月曜日から2つ進んだ水曜日となることがわかります。
Share:
◎Amazonのアソシエイトとして、当サイト「数学について考えてみる」は適格販売により収入を得ています。
Powered by Blogger.

Blog Archive

PR

ブログランキング・にほんブログ村へ