2次関数
\large y=(x-p)^2+q
のグラフはy=x^2のグラフをx軸方向にp、y軸方向にq移動させたものとなぜ判断できるのでしょうか?
pの意味
まずはq=0としてpについて考えます。
2つの2次関数
2つの2次関数
\begin{align*}y_1=x^2\tag1\\[0.5em]y_2=(x-p)^2\tag2\end{align*}
を比較します。
例えばx=aを代入したときのyの値は(1)ではa^2となりますが、(2)ではaよりpだけ小さい数の2乗、すなわち(a-p)^2となります。(2)においてy=a^2になるのはx=aからpだけ増加させたx=a+pのときです。
これを(1),(2)全体で考えればxを増加させていくとき、(1)と同じyの値の変化が(1)よりもxがpだけ大きい値のとき(2)に起こる(x軸を時間軸ととらえれば"遅れる")ということです。
したがって、pはx軸方向の平行移動の量を表していることがわかります。
qの意味
今度はp=0としてqについて考えます。
2つの2次関数
2つの2次関数
\begin{align*}y=x^2\tag1\\[0.5em]y=x^2+q\tag3\end{align*}
を比較します。
(1),(3)はxが同じ値であるとき(3)のyの値は常に(1)のyの値よりqだけ大きいことがわかります。
したがって、qはy軸方向の平行移動の量を表していることがわかります。
以上より2次関数
y=(x-p)^2+q
はy=x^2と比較してx軸方向にp、y軸方向にq移動していることになります。
これは他の関数のグラフについても同様にいうことができ、関数y=f(x)のグラフをx軸方向にp、y軸方向にqだけ平行移動したときの関数は、xをx-pに、yをy-qに置き換えて
\begin{align*}y-q&=f(x-p)\\[0.5em]\therefore
y&=f(x-p)+q\end{align*}
となります。
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