横画面推奨!
モバイル機器の場合、数式が見切れる場合があります。

2022年2月20日

ひし形の対角線がひし形の内角の二等分線であることを確かめてみる

ひし形の対角線
ひし形$ABCD$には以下の性質があります。
\begin{align}AB=BC=CD=DA\\[0.5em]AB//CD,BC//DA\end{align}
ひし形$ABCD$に対角線$AC,BD$を引き、対角線同士の交点を$O$とします。
$△ABO$と$△CDO$について考えます。
△ABOと△CDO
$(1)$より$AB=CD$
$(2)$より錯角は等しいので$∠ABO=∠CDO,∠BAO=∠DCO$
1組の辺の長さとその両端の角がそれぞれ等しいので$△ABO$と$△CDO$は合同です。
したがって、
\begin{align}AO=CO\\[0.5em]BO=DO\end{align}

次に$△ABO$と$△CBO,△ADO$について考えます。
△ABOと△CBO、△ADO
$(1),(3),(4)$より3組の辺の長さがそれぞれ等しいので$△ABO$と$△CBO,△ADO$は合同です。
したがって、$△ABO,△CBO,△CDO,△ADO$は合同であることがわかります。
このことから
\begin{align*}∠ABO&=∠CBO,\ ∠BCO&=∠DCO\\[0.5em]∠CDO&=∠ADO,\ ∠DAO&=∠BAO\end{align*}
となるため、ひし形$ABCD$の対角線$AC,BD$はひし形$ABCD$の内角の二等分線であることがわかります。

Share:
◎Amazonのアソシエイトとして、当サイト「数学について考えてみる」は適格販売により収入を得ています。
Powered by Blogger.

Blog Archive

PR

ブログランキング・にほんブログ村へ