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2022年2月18日

2次関数を平方完成すると軸と頂点がわかるのはなぜ?

 2次関数$y=ax^2+bx+c$($a, b, c:$定数、$a\neq0$)を平方完成すると
\[\large y=a(x-p)^2+q\qquad(p, q:定数)\]
と変形することができ、この式からグラフ(放物線)の軸が直線$x=p$、頂点の座標が$(p, q)$であることがわかります。

これはなぜなのでしょうか?


2次関数$y=ax^2$の軸と頂点

 まずは2次関数$y=ax^2$から考えてみます。
y=x^2, y=x^2/2, y=2x^2, y=-x^2, y=-x^2/2, y=-2x^2のグラフ
$y=ax^2$のグラフは上図のようになっており、これらの曲線は放物線となっています。
これらのグラフには、$ax^2$がもつ
  • $x=0$のとき、$ax^2=0$
  • $x$の絶対値が大きいほど…
    • $a>0$のとき、$ax^2$は大きくなる
    • $a<0$のとき、$ax^2$は小さくなる
  • $x$の絶対値が等しいならば$ax^2$の値も等しい
という性質が反映されています。
2次関数y=ax^2のグラフはy軸に関して対称
特に
  • $x$の絶対値が等しいならば$ax^2$の値も等しい
という性質より、$y=ax^2$のグラフはy軸(直線$x=0$)に関して線対称な曲線であることがわかります。
この$y=ax^2$のグラフにおけるy軸のように放物線の対称軸となる直線を単にといいます。
2次関数y=ax^2の頂点
また、$y=ax^2$のグラフは軸となるy軸と原点で交わります。
この$y=ax^2$のグラフにおける原点のように、放物線と軸の交点のことを頂点といいます。
ちなみに、$y=ax^2$のグラフの頂点となる原点は
  • $x=0$のとき、$ax^2=0$
  • $x$の絶対値が大きいほど…
    • $a>0$のとき、$ax^2$は大きくなる
    • $a<0$のとき、$ax^2$は小さくなる
という性質からわかるように、すべての実数で定義された$y=ax^2$のグラフにおいてy座標が最小または最大となる点です。

2次関数$y=ax^2+bx+c$の軸と頂点

2次関数y=a(x-p)^2+qのグラフはy=ax^2のグラフをx軸方向にp、y軸方向にqだけ平行移動したもの
 2次関数$y=ax^2+bx+c$は平方完成することで$y=a(x-p)^2+q$という形にすることができます。
これのグラフは$y=ax^2$のグラフをx軸方向に$p$、y軸方向に$q$だけ平行移動したものとなります。
このとき、軸はy軸(直線$x=0$)から直線$x=p$へ、頂点は原点(点$(0, 0)$)から点$(p, q)$へ移動します。

したがって、2次関数$y=ax^2+bx+c=a(x-p)^2+q$のグラフの頂点は$(p, q)$、軸は直線$x=p$であるとわかります。

また、すべての実数で定義された$y=ax^2+bx+c$のグラフにおいても頂点はy座標が最小または最大となる点です。

(2026/2)内容を変更しました。

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