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鋭角の1つが15°、斜辺の長さが12の直角三角形
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「上図の
△ABCの面積を求めよ。」
このような問題はどのように解けばよいでしょうか?
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図1 △A'BCを追加
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BCを対称軸として点
Aに線対称な点
A'をおき、
△ABCに合同な
△A'BCを描き加えます。
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図2 △AA'CにADを引く
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△AA'Cは
AC=A'Cで頂角
∠ACA'=30°の二等辺三角形です。この三角形は等辺の長さがわかれば面積を求めることができる三角形です。
点AからA'Cに対して垂線をおろし、A'Cとの交点をDとします。A'Cを底辺とするとADは高さとなるので、ADの長さがわかれば△AA'Cの面積を求めることができます。
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図3 △ACD
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ここで、
△ACDに着目すると
∠ACD=30°,∠CAD=60°の直角三角形なので、
AC:AD=2:1となります。
AC=12なので
12:AD=2:12AD=12AD=6
であるとわかります。
したがって、
△AA'Cの面積は
△AA'C=12A'C⋅AD=12AC⋅AD=12⋅12⋅6=36−−
△ABCの面積は
△AA'Cの面積の半分なので
△ABC=12△AA'C=12⋅36=18−−
となります。