主軸がx軸の放物線上の点における接線の方程式は
で表されます。
なぜ、このような式で表されるのでしょうか?
まずはについて解きます。
となるので、
のようにの正の部分と負の部分の2つに分割することができます。
で微分すると
ここで、放物線の方程式よりなので、
となり、の範囲で場合分けすれば
の範囲によらずで表されることがわかります。
放物線上の点における接線の傾きは
なので、放物線上の点における接線の方程式は
となります。これを変形すると
したがって、放物線上の点における接線の方程式は
で表されることがわかります。
主軸がy軸の放物線上の点における接線の方程式は
放物線の方程式の導関数より
となります。
放物線の方程式の導関数より
これは放物線の標準形から求めた接線の方程式ですが、同じく放物線のグラフとなる2次関数の標準形上の点における接線の方程式は
2次関数の導関数より
2次関数の導関数より
となります。
式の形が違うのはもちいた放物線の方程式と2次関数では係数が異なること、放物線の方程式は頂点が原点に固定されていることが原因です。
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