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2022年9月25日

三角形の面積から長方形の面積を求める

数学 長方形の面積の問題
「長方形ABCDABCDの外側に点PPをおく。
PADPADの面積が8080PBCPBCの面積が2020のとき、長方形ABCDABCDの面積を求めよ。」

このような問題はどのように解けばよいでしょうか?


 長方形の面積を求めるには隣り合う2辺の長さが必要です。
2つの三角形はそれぞれ長方形の1辺を共有しているので、まずはそこに着目しながらそれぞれの三角形の面積について考えます。

 PBCPBCについて考えます。
△PBCの面積
PPから辺BCBCへ垂線を下ろし、BCBCとの交点をHHとすると、PBCPBCの面積について
PBC=12BCPH=20PBC=12BCPH=20
となります。
PHPHについて解けば
BCPH=40PH=40BCBCPH=40PH=40BC(1)
となります。

 PADPADについて考えます。
△PADの面積
PPから辺ADADへ垂線を下ろし、ADADとの交点をIIとすると、PADPADの面積について
PAD=12ADPI=80PAD=12ADPI=80
となります。
PIPIについて解けば
ADPI=160PI=160ADADPI=160PI=160AD(2)
ここで、PI=PH+HI, HI=AB, AD=BCPI=PH+HI, HI=AB, AD=BCであるから(2)(2)
PH+AB=160BCPH+AB=160BC(3)
と書けます。
(1),(3)(1),(3)よりABABの長さは
AB=PI-PH=(PH+AB)PH=160BC40BC=120BCAB=PI-PH=(PH+AB)PH=160BC40BC=120BC(4)
長方形ABCDABCDの面積はABBCABBCで求められるから(4)(4)を変形して
ABBC=120ABBC=120
したがって、長方形ABCDABCDの面積は120120であることがわかります。

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