「同じ仕事を終わらせるのにAさんは4日、Bさんは8日、Cさんは10日かかる。
この仕事をAさんとCさんの2人で最初の2日間こなし、翌日残りをBさん1人に引き継いだ。Bさんは何日で仕事を終わらせることができるか?」
2通りの方法で解いてみます。
1. 割合で考える
仕事全体の量を基準のとして1日あたりにこなす仕事の量の割合から問題を解きます。
Aさんは4日で仕事を終わらせるのでAさんが1日あたりにこなす仕事の量の割合はとなります。
同様にBさんが1日あたりにこなす仕事の量の割合は、Cさんはとなります。
以上からAさんとCさんの2人で1日あたりにこなすことができる仕事の量の割合は2人のこなせる仕事の量の割合を足して
であることがわかります。
AさんとCさんの2人が2日間でこなした仕事の量の割合は
なので、Bさんがこなす仕事の量の割合は仕事全体の量から差し引いて
であるとわかります。
Bさんが仕事を終えるのに必要な日数はこなす仕事の量の割合をBさんが1日あたりにこなす事ができる仕事の量の割合で割れば良いので
より日、すなわちBさんが仕事を引き継いで日目に終わることがわかります。
したがって、答えは3日です。
2. 1人を基準に考える
1.では仕事全体の量を基準にしましたが、こちらは3人のうち1人の1日あたりにこなせる仕事の量を基準にして考えます。
Aさんの1日あたりにこなせる仕事の量を、Bさんのを、Cさんのをとおきます。
すると仕事全体の量は同じなので、等式で
と書くことができます。
これを
と書き直し、それぞれについて解けば
となりAさんの1日あたりにこなせる仕事の量を基準にBさん、Cさんが1日あたりにこなせる仕事の量を考えることができます。
これを利用し、また1.と同様にしてAさんとCさん2人が2日間でこなした仕事の量は
Bさんがこなす仕事の量は仕事全体の量は前述よりで表せるから
Bさんが仕事を終えるのに必要な日数はBさんが1日あたりにこなす事ができる仕事の量で割れば良いので
より日、すなわちBさんが仕事を引き継いで日目に終わることがわかります。
したがって、答えは3日です。
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