次の計算をせよ。
1√5−√3−1√3−√2+1√2−11√5−√3−1√3−√2+1√2−1
[類・02 明海大]
このような問題を解くには、最初に分母の有理化をします。
分母の有理化
分母の有理化とは、分数の分母を整数にすることです。
分母が√2√2や√3√3のような場合には、同じものをかければルートが外れますが、分母だけにかけると値が変わってしまうので、分子にも同じものをかけます。
例:
1√2=1√2×√2√2=√221√2=1√2×√2√2=√22
分母が√2−1√2−1のように二項になっている場合は
(a+b)(a−b)=a2−b2(a+b)(a−b)=a2−b2
という、展開の公式を利用します。分母の後ろの方の項の正負が逆になったものをかけます。上の場合と同様に分子にも同じものをかけます。
例:
1√2−1=1√2−1×√2+1√2+1=√2+12−1=√2+11√2−1=1√2−1×√2+1√2+1=√2+12−1=√2+1
問題を解く
上記を踏まえて、問いの各項を有理化します。
1√5−√3=1√5−√3×√5+√3√5+√3=√5+√35−3=√5+√321√3−√2=1√3−√2×√3+√2√3+√2=√3+√23−2=√3+√21√2−1=1√2−1×√2+1√2+1=√2+12−1=√2+11√5−√3=1√5−√3×√5+√3√5+√3=√5+√35−3=√5+√321√3−√2=1√3−√2×√3+√2√3+√2=√3+√23−2=√3+√21√2−1=1√2−1×√2+1√2+1=√2+12−1=√2+1
あとは、有理化したもので計算するだけです。
(与式)=√5+√32−(√3+√2)+(√2+1)=√5+√32−2√3+2√22+2√2+22=√5+√3−2√3−2√2+2√2+22=√5−√3+22(与式)=√5+√32−(√3+√2)+(√2+1)=√5+√32−2√3+2√22+2√2+22=√5+√3−2√3−2√2+2√2+22=√5−√3+22
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