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2022年12月2日

3つの外接する円の共通接線の交点と三角形の関係は?

数学 3つの円と共通接線と中心を結んでできる三角形
「半径がそれぞれ1,2,3の円\text{O$_1$, O$_2$, O$_3$}が互いに外接している。
\text{O$_1$}\text{O$_2$}の接点\text{Q}を通る共通接線、円\text{O$_2$}\text{O$_3$}の接点\text{R}を通る共通接線、円\text{O$_3$}\text{O$_1$}の接点\text{S}を通る共通接線は点\text{P}で交わる。
このとき以下の問いに答えよ。

(1)各円の中心を頂点とする△\text{O$_1$O$_2$O$_3$}において点\text{P}はなんという点であるか?三角形に関係する点の名称で答えよ。

(2)\text{PQ}の長さを求めよ。」
このような問題はどのように解けばよいのでしょうか?

(1)

 円\text{O$_1$}と2本の接線\text{PQ, PS}に着目します。
円外の点から接点までの距離は等しい
接線\text{PQ, PS}はそれぞれ円\text{O$_1$}の半径\text{O$_1$Q},\text{O$_1$S}に対して垂直です。
また、円外の点からその点を通る2本の接線上の接点までの距離は等しくなるので\text{PQ}=\text{PS}となります。
すなわち、円\text{O$_1$}と接線\text{PQ, PS}について
\text{O$_1$Q}⊥\text{PQ},\quad \text{O$_1$S}⊥\text{PS},\quad \text{PQ}=\text{PS}
が成り立つということです。
同様に円\text{O$_2$}と接線\text{PQ, PR}、円\text{O$_3$}と接線\text{PR, PS}についても言えるので
\begin{array}{c}\text{O$_2$Q}⊥\text{PQ},& \text{O$_2$R}⊥\text{PR},& \text{PQ}=\text{PR}\\[0.5em]\text{O$_3$R}⊥\text{PR},& \text{O$_3$S}⊥\text{PS},& \text{PR}=\text{PS}\end{array}
が成り立つことがわかります。
 以上をまとめると
\begin{array}{c}\text{O$_1$O$_2$}⊥\text{PQ},&\text{O$_2$O$_3$}⊥\text{PR},& \text{O$_3$O$_1$}⊥\text{PS}\\[0.5em]&\text{PQ}=\text{PR}=\text{PS}&\end{array}
となります。
三角形の内心
これは、\text{O$_1$O$_2$, O$_2$O$_3$, O$_3$O$_1$}それぞれに対する垂線\text{PQ, PR, PS}の長さ、すなわち点\text{P}から△\text{O$_1$O$_2$O$_3$}の各辺までの距離が等しいということなので、点\text{P}△\text{O$_1$O$_2$O$_3$}内心であることがわかります。

(2)

三角形の内心で3つの三角形に分割
 円\text{O$_1$, O$_2$, O$_3$}の半径はそれぞれ1,2,3なので、\text{O$_1$O$_2$}=3,\text{O$_2$O$_3$}=5, \text{O$_3$O$_1$}=4となります。
したがって、△\text{O$_1$O$_2$O$_3$}の面積はヘロンの公式より
\begin{align*}s&=\frac{\text{O$_1$O$_2$}+\text{O$_2$O$_3$}+\text{O$_3$O$_1$}}{2}\\[0.5em]&=\frac{3+5+4}{2}\\[0.5em]&=6\\[1em]△\text{O$_1$O$_2$O$_3$}&=\sqrt{s(s-\text{O$_1$O$_2$})(s-\text{O$_2$O$_3$})(s-\text{O$_3$O$_1$})}\\[0.5em]&=\sqrt{6\cdot3\cdot1\cdot2}\\[0.5em]&=6\end{align*}
となります。

また、△\text{O$_1$O$_2$O$_3$}の各頂点と内心\text{P}を線で結ぶと△\text{PO$_1$O$_2$},△\text{PO$_2$O$_3$},△\text{PO$_3$O$_1$}の3つに分割されます。

△\text{O$_1$O$_2$O$_3$}の各辺を底辺と考えるとこれらの三角形はそれぞれ\text{PQ, PR, PS}の長さを高さとし、(1)より\text{PQ}=xとおくと\text{PQ}=\text{PR}=\text{PS}=xとなります。

 △\text{PO$_1$O$_2$},△\text{PO$_2$O$_3$},△\text{PO$_3$O$_1$}それぞれの面積の和が△\text{O$_1$O$_2$O$_3$}の面積となるので、ここから
\begin{align*}△\text{PO$_1$O$_2$}+△\text{PO$_2$O$_3$}+△\text{PO$_3$O$_1$}&=△\text{O$_1$O$_2$O$_3$}\\[0.5em]\frac{1}{2}\cdot3x+\frac{1}{2}\cdot5x+\frac{1}{2}\cdot4x&=6\\[0.5em]\frac{1}{2}(3x+5x+4x)&=6\\[0.5em]6x&=6\\[0.5em]x&=1\end{align*}
となり、\text{PQ}の長さは1であるとわかります。

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