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2022年12月31日

10の累乗の計算

 10の累乗の計算は指数関数の定義と指数の計算法則が基本となります。

累乗とは?

10の累乗
 10の累乗10nnが自然数の場合、(1に)10n個掛け合わされていることを意味します。
ここでは説明を省きますが、100110n10nの逆数を表します。

関連:0乗はなぜ1になる?

10の累乗は整数や小数で表すと位取りの0が指数の絶対値の個数分並びます。

指数の加減

指数の和
指数の差

 指数の計算法則により10の累乗同士の掛け算・割り算は指数の足し算・引き算になります。

例:

106×103=106+3=1090.01×100000=102×105=102+5=1031091016=10916=107108100=108102=1082=106

これを利用して、10の累乗を分解することができます。
10nは前述した通り10n個掛けられている数です。
指数の分解
このn個の10m個とnm個に分解してそれぞれ累乗に直すと10m×10nmとなります。

例:

n=5,m=3105=103×1053=103×102

mnより大きい数や負の数にすることもできます。

例:

n=5,m=8105=108×1058=108×103=108103n=8,m=3108=103×108(3)=103×1011=1011103

こういった変形は10の累乗を含む項同士の和・差を求めるときに同類項を作るために利用されます。

例:

1.2×104+8.2×103=1.2×104+8.2×101×104=1.2×104+0.82×104=2.02×104

指数の乗除

指数の積
累乗根と有理数乗
 指数の計算法則により10の累乗の累乗は指数の掛け算、10の累乗の累乗根は指数の割り算となります。

累乗するものが2数の積のときは
(ab)n=anbn
を利用します。
指数の割り算を行わないときは根号の計算を利用して計算します。
abn=anbnann=anann=|a|

例:

(102)2=102×2=104(2×102)6=26×102×6=64×10121053=103×1023=1033×1023=1010231.2×103=12×102=12×102=4×3×|10|=4×3×10=2×3×10=203(103)5=(1013)5=1053=101+23=10×1023=101023

関連:指数の計算法則

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