任意の実数θにおいて\tanθのとりうる値の範囲はなぜすべての実数なのでしょうか?
本記事では後者を利用して\tanθの値の範囲がすべての実数となることを確かめてみます。
-\dfrac{\pi}{2}<θ<\dfrac{\pi}{2}の区間に限定して\tanθの値について考えます。
θをなめらかに変化させてみると半径の延長と直線x=1の交点は直線x=1上をなめらかに移動します。すなわち、\tanθの値を表す交点のy座標がなめらかに変化します。
これは\tanθのとりうる値の範囲には途切れている部分がなく1つの区間で表せることを意味します。
これは\tanθのとりうる値の範囲には途切れている部分がなく1つの区間で表せることを意味します。
0\leqqθ<\dfrac{\pi}{2}のとき\tanθの値は0以上です。θを\dfrac{\pi}{2}に近づけていくと半径の延長と直線x=1の交点のy座標は大きくなっていきます。
この交点のy座標はθを\dfrac{\pi}{2}に近づければ近づけるほど際限なく大きくなっていきます。
この交点のy座標はθを\dfrac{\pi}{2}に近づければ近づけるほど際限なく大きくなっていきます。
-\dfrac{\pi}{2}<θ\leqq0のとき\tanθの値は0以下です。θを-\dfrac{\pi}{2}に近づけていくと半径の延長と直線x=1の交点のy座標は小さくなっていきます。
この交点のy座標はθを-\dfrac{\pi}{2}に近づければ近づけるほど際限なく小さくなっていきます。
この交点のy座標はθを-\dfrac{\pi}{2}に近づければ近づけるほど際限なく小さくなっていきます。
以上より\tanθの値は際限なく大きくもなり小さくもなる、すなわち最大値・最小値が存在しないことがわかります。
\tanθのとりうる値の範囲には最大値・最小値がなく、かつ途切れている部分がななく1つの区間で表せるということは、0より大きい数も小さい数も無数に存在する実数のどのような値もとれるということであるため、-\dfrac{\pi}{2}<θ<\dfrac{\pi}{2}における\tanθの値のとりうる値の範囲はすべての実数となります。
-\dfrac{\pi}{2}<θ<\dfrac{\pi}{2}を任意の実数θに置き換えても、上述したことからやはり\tanθのとりうる値の範囲はすべての実数となります。
際限なく大きくなる(小さくなる)という点に関しては、θ=\dfrac{2n-1}{2}\pi(またはθ=\dfrac{2n+1}{2}\pi)へ第1象限または第3象限から近づいたとき\tanθの値は際限なく大きくなり、第2象限または第4象限から近づいたとき\tanθの値は際限なく小さくなります。
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