このような問題を解くには分数の計算が必須です。どのように計算をすればよいのでしょうか?
これをもとに計算することになります。
(1)
並列接続された抵抗の抵抗値はそれぞれなので、全体の抵抗値は
で求められます。
この分数を計算するには、まず通分して分母を揃える必要があります。
通分するには分母の最小公倍数を求めます。分母のとの最小公倍数はです。なので、分母がになるように分数を変形します。
の分母をにするには5倍する必要があるので、分母と分子を5倍します。
の分母をにするには4倍する必要があるので、分母と分子を4倍します。
通分するには分母の最小公倍数を求めます。分母のとの最小公倍数はです。なので、分母がになるように分数を変形します。
の分母をにするには5倍する必要があるので、分母と分子を5倍します。
の分母をにするには4倍する必要があるので、分母と分子を4倍します。
約分も忘れずにやっておきます。約分とは分母と分子の最大公約数でそれぞれを割って、より簡単な分数に直すことです。との最大公約数はなので、
となります。
求める抵抗値はこの逆数なので、分母と分子を入れ替え、両辺の逆数をとると
抵抗値を四捨五入して小数3桁で表してみると
となります。
抵抗値を四捨五入して小数3桁で表してみると
となります。
(2)
と同様に解きます。
並列接続された抵抗はそれぞれなので、全体の抵抗値は
で求められます。
の最小公倍数はを掛け合わせたなので、通分すると
との最大公約数はなので約分する必要はありません。
両辺の逆数をとると、求める抵抗値は
抵抗値を四捨五入して小数3桁で表してみると
となります。
抵抗値を四捨五入して小数3桁で表してみると
となります。
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