互いに素とは、整数においては2つの数の関係性に関する言葉で最大公約数がであることです。
最大公約数がというのは、2つの数を素因数分解したとき共通する素因数が1つもないことを意味します。
異なる2つの素数は必ず互いに素です。
素数以外では、例えばとはそれぞれ素因数分解すると
となり、共通する素因数が1つもないので互いに素となります。
素数以外では、例えばとはそれぞれ素因数分解すると
また、互いに素な2数をそれぞれ累乗しても共通する素因数が現れることはないので、2整数とが互いに素ならと、と、ともまた互いに素となります。
非負整数において、と以外のすべての整数は必ず最大公約数はになります。したがって、と以外のすべての整数は互いに素であるといえます。
は以外のどの整数でも割り切れてしまうので、互いに素といえるのはだけです。
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