「a,na,nを正の整数とする。11からananまでの整数の中にaaの倍数はいくつあるか?a,na,nをもちいて表わせ。」
aaの倍数とはaaと整数の積のことです。なので、aaの倍数は
a,2a,⋯,ka,⋯(k:任意の整数)a,2a,⋯,ka,⋯(k:任意の整数)
のように表されます。aaから数えて何番目の倍数であるのかはaaの係数から知ることができ、kk番目のaaの倍数はkakaとなります。
指数の計算法則を利用するとananは
an=an−1⋅aan=an−1⋅a
のように因数分解することができます。
整数aaの累乗an−1an−1も整数なので、これにaaが掛けられているan−1⋅aan−1⋅aはaaの倍数であることがわかります。
したがって、an−1an−1をaaの倍数の係数部分とするとan−1⋅aan−1⋅aはaaから数えてan−1an−1番目のaaの倍数であることがわかるので、この問題の答えはan−1an−1個となります。
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