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2023年1月7日

2023^2023の下1桁は?

2023^{2023}の下1桁を求めよ。」

このような問題はどのように解けばよいのでしょうか?

 累乗は同じ数を指数と同じ個数だけ掛け合わせる計算なので、掛け算において積の下1桁が何によって決まるのかを考えます。

積の下1桁
積の下1桁は掛けられる数と掛ける数の下1桁同士の積の下1桁と等しくなります。
したがって、2023^{2023}の下1桁は3^{2023}の下1桁に等しいことがわかります。
そこで、3を掛け続けていくと下1桁がどのように変わっていくかを調べてみます。
\begin{align*}3^1&=\underline{3}\\ \\ 3^2&=3\times3=\underline{9}\\ \\ 3^3&=9\times3=2\underline{7}\\ \\ 3^4&=27\times3=8\underline{1}\\ \\ 3^5&=81\times3=24\underline{3}\\ \\ 3^6&=243\times3=72\underline{9}\\ &\vdots\end{align*}
下1桁が3\to9\to7\to1\to3\to\cdotsというように4つの数字が順番に繰り返し現れ、3^13から始まり、指数が4の倍数のときちょうど1巡することがわかります。
このことから、指数を4で割り、その余りから下1桁が何になるのかを調べることができます。
\begin{array}{c|c}余り&下1桁\\ \hline1&3\\ 2&9\\ 3&7\\ 0&1\end{array}

20234で割ると2023\div4=505余り3となるので、上の表より2023^{2023}の下1桁は7となることがわかります。


 二項定理を利用しながら解くと以下のようになります。
 2023^{2023}
\begin{align*}2023^{2023}&=(2020+3)^{2023}\\ \\ &=2020^{2023}+2023\cdot2020^{2022}\cdot3+\\ &\quad\cdots+2023\cdot2020\cdot3^{2022}+3^{2023}\\ \\ &=2020(2020^{2022}+2023\cdot2020^{2021}\cdot3+\\ &\quad\cdots+2023\cdot3^{2022})+3^{2023}\end{align*}
となり、3^{2023}の項以外はすべて2020の倍数であるため下1桁は0、したがって2023^{2023}の下1桁は3^{2023}により決まることがわかります。
3の累乗の1つ3^4=81を利用して3^{2023}を変形すると
\begin{align*}3^{2023}&=3^3\times3^{2020}\\ \\ &=3^3\times\left(3^4\right)^{505}\\ \\ &=27\times81^{505}\end{align*}
となります。
ここで、81^{505}
\begin{align*}81^{505}&=(80+1)^{505}\\ \\ &=80^{505}+505\cdot80^{504}\cdot1+\cdots+505\cdot80\cdot1^{504}+1^{505}\\ \\ &=80^{505}+505\cdot80^{504}+\cdots+505\cdot80+1\\ \\ &=80\left(80^{504}+505\cdot80^{503}+\cdots+505\right)+1\end{align*}
となり、1の項以外はすべて80の倍数であるため81^{505}の下1桁は1となります。
また、括弧内の80^{504}+505\cdot80^{503}+\cdots+505を整数Aとおいて3^{2023}の下1桁について考えると
\begin{align*}3^{2023}&=27\times81^{505}\\ \\ &=(20+7)(80A+1)\\ \\ &=2160A+27\end{align*}
2160A2160の倍数なので下1桁は0。したがって3^{2023}の下1桁は27の下1桁に等しい、すなわち2023^{2023}の下1桁は7であることがわかります。
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