1. 線分がx軸に平行な場合
線分がy軸に平行な場合、3点のy座標は等しくなります。すなわち、の場合です。ここではこれらのy座標をとおきます。
このとき線分の長さは線分の両端の2点それぞれのy座標の差分の絶対値で求められるのでとなります。
このとき線分の長さは線分の両端の2点それぞれのy座標の差分の絶対値で求められるのでとなります。
線分の長さはともに
と表すことができます。
のとき
のとき、点の位置関係は上図と同様であり、線分の長さはと表されます。
点は点からx軸方向に線分の長さの分だけ平行移動した先にあるため、点のx座標は
すなわち、点の座標は
と表すことができます。
のとき
以上より、点のx座標の大小関係がどのようであっても線分の中点の座標は
となることがわかります。
2. 線分がy軸に平行な場合
線分の長さはともに
と表すことができます。
のとき
のとき、点の位置関係は上図と同様であり、線分の長さはと表されます。
点は点からy軸方向に線分の長さの分だけ平行移動した先にあるため、点のy座標は
すなわち、点の座標は
と表すことができます。
点は点からy軸方向に線分の長さの分だけ平行移動した先にあるため、点のy座標は
のとき
以上より、点のy座標の大小関係がどのようであっても線分の中点の座標は
となることがわかります。
3. 線分がx軸にもy軸にも平行でない場合
また、点を通るy軸に平行な直線ととの交点を、点を通るx軸に平行な直線ととの交点をとします。点は点と等しいx座標、点は点と等しいy座標をもちます。
ここでとに着目すると
- 点は線分の中点なので
- より同位角は等しいので
- より同位角は等しいので
すると点のx座標と点のy座標を求めることができれば点の座標がわかります。
線分はx軸に平行な線分でその長さはです。
したがって、より点のx座標は
したがって、より点のx座標は
と求められます。
線分はy軸に平行な線分でその長さはです。
したがって、より点のy座標は
したがって、より点のy座標は
と求められます。
以上より点の座標は
と表されることがわかります。
ここでのy座標にを代入すると
すなわちが成り立って点の座標がとなり、の場合の点の座標と一致します。
また、のx座標にを代入すると
すなわちが成り立って点の座標がとなり、の場合の点の座標と一致します。
以上より線分がどのような位置にあっても中点の座標は
と表せることがわかります。
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