隣接する項同士の比のことを公比といい、これは
上に例示した数列の各項における漸化式は
\begin{equation}a_{n+1}=a_n r\end{equation}
という漸化式を満たします。上に例示した数列の各項における漸化式は
\begin{align*}9&=3\textcolor{red}{\times3}\\[0.5em]27&=9\textcolor{red}{\times3}\\[0.5em]81&=27\textcolor{red}{\times3}\\[0.5em]273&=81\textcolor{red}{\times3}\\
\vdots\ &\qquad\vdots\end{align*}
となり、r=3なる公比が確かに存在するため等比数列であるといえることがわかります。
また、公比rはa_n\neq0の場合に限り(1)を変形した
r=\frac{a_{n+1}}{a_n}
によっても求めることができます。
初項a、公比rの等比数列の第2項以降を(1)の漸化式をもちいて表すと
\begin{align*}a_2&=a_1 r\\[0.5em]a_3&=a_2 r\\ \vdots
&\quad\qquad\vdots\\
a_{n-1}&=a_{n-2}r\\[0.5em]a_n&=a_{n-1}r\end{align*}
となります。
\begin{align*}a_n&=(a_{n-2}r)r\\[0.5em]&=\bigl\{(a_{n-3}r)r\bigr\}r\\
&\qquad\qquad\vdots\\ &=a_1\cdot\overbrace{r\cdot
r\cdot\cdots\cdot r\cdot
r}^{n-1\text{個}}\\[0.5em]&=a_1r^{n-1}\\[0.5em]\therefore a_n&=a
r^{n-1}\end{align*}
上のようにa_nの式にa_{n-1}の式を代入、その後a_{n-2}の式を代入、…と繰り返し、a_1=aを代入すると最終的に
\large a_n=a r^{n-1}
という式になります。これが等比数列の一般項です。
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