隣接する項同士の差のことを公差といい、これは
上に例示した数列の各項における漸化式は
\begin{equation}a_{n+1}=a_n +d\end{equation}
を満たします。a_{n+1}を前の項a_nをもちいて表した(1)のような式のことを漸化式といいます。
上に例示した数列の各項における漸化式は
\begin{align*}2&=0\textcolor{red}{+2}\\[0.5em]4&=2\textcolor{red}{+2}\\[0.5em]6&=4\textcolor{red}{+2}\\[0.5em]8&=6\textcolor{red}{+2}\\
\vdots&\qquad\vdots\end{align*}
となり、d=2なる公差が確かに存在するため等差数列であるといえることがわかります。
また、公差dは(1)を変形した
d=a_{n+1}-a_n
によっても求めることができます。
初項a、公差dの等差数列の第2項以降を(1)の漸化式をもちいて表すと
\begin{align*}a_2&=a_1+d\\[0.5em]a_3&=a_2+d\\ \vdots\ &\
\qquad\vdots\\
a_{n-2}&=a_{n-3}+d\\[0.5em]a_{n-1}&=a_{n-2}+d\\[0.5em]a_n&=a_{n-1}+d\end{align*}
となります。
\begin{align*}a_n&=(a_{n-2}+d)+d\\[0.5em]&=\bigl\{(a_{n-3}+d)+d\bigr\}+d\\&\qquad\qquad\vdots\\
&=a_1+\overbrace{d+d+\cdots+d+d}^{n-1\text{個}}\\[0.5em]&=a_1+(n-1)d\\[0.5em]\therefore
a_n&=a+(n-1)d\end{align*}
上のようにa_nの式にa_{n-1}の式を代入、その後a_{n-2}の式を代入、…と繰り返し、a_1=aを代入すると最終的に
\large a_n=a+(n-1)d
という式になります。これが等差数列の一般項です。
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