「次の部分和を求めよ。
(1)初項が、公差がの等差数列の第項から第項までの和
(2)初項が、公比がの等比数列の第項から第項までの和」
数列の初項からではなく途中の項からの部分和は、どんな数列においても初項からの部分和(第部分和)がわかれば求めることができます。
数列の第項から第項までの和を求める場合を考えます。
この部分和は
と書けます。
ここで、数列の第部分和について考えると
となっていることから、第項から第項までの和は
と表せることがわかります。
これを利用して問題を解きます。
(1)初項、公差の等差数列の第項の和
この等差数列をとおくと、上記より第項から第項までの和は
と書けます。
また、この等差数列の一般項は、初項が、公差がなので
と書けます。
第部分和は
にを代入すると
にを代入すると
したがって、より
であるとわかります。
(2)初項、公比の等比数列の第項の和
この等比数列をとおくと、上記より第項から第項までの和は
と書けます。
また、この等比数列の一般項は、初項が、公比がなので
と書けます。
第部分和は
にを代入すると
にを代入すると
したがって、より
であるとわかります。
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