上図の$∠\text{A}=60°,
\text{AB}=\text{AC}$である二等辺三角形$\text{ABC}$において
頂角が$60°$なので、底角$∠\text{B, }∠\text{C}$の大きさの和は
頂角が$60°$なので、底角$∠\text{B, }∠\text{C}$の大きさの和は
\[∠\text{B}+∠\text{C}=180°-60°=120°\]
です。二等辺三角形の底角は等しい角度になるので、底角1つの大きさは
\[∠\text{B}=∠\text{C}=120°÷2=60°\]
となります。
ここで、頂角$∠\text{A}$と底角$∠\text{B}$がともに$60°$であることに着目すると、$∠\text{A}=∠\text{B}$である三角形は二等辺三角形であり、$\text{AC}=\text{BC}$が成り立ちます。
したがって、$\text{AB}=\text{BC}=\text{AC}$であるから正三角形の定義「すべての辺の長さが等しい三角形」を満たすので、この二等辺三角形は正三角形であることがわかります。
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