この定積分はどのような値となるでしょうか?
(この関数は床関数といい、とも書きます。)の値は以下のように決まります。
すなわち、の値は以下の最大の整数となります。
したがって、積分区間においての値は
となります。
この場合分けに従って上記の定積分を2つに分けて考えます。
この場合分けに従って上記の定積分を2つに分けて考えます。
しかし、ここで注意したいのは積分可能なのは閉区間で関数が連続な場合ということです。
はの区間で連続ではありますが、閉区間でないので積分可能ではありません。
そこで広義積分(の異常積分)をもちいます。
上記途中式の1行目、最初の項が(i)の積分にあたり、異常積分をもちいています。最後の項が(ii)の定積分にあたります。
はの区間で連続ではありますが、閉区間でないので積分可能ではありません。
そこで広義積分(の異常積分)をもちいます。
この結果から
が成り立つことがわかります。
また、これを一般化して積分区間の定積分について
が成り立ちます。
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