横画面推奨!
モバイル機器の場合、数式が見切れる場合があります。

2022年10月29日

直線上の点を経由したときの2点の最短距離は?

AP+BPが最小になるときの点Pの位置は?
 上図のように直線$l$に関して同じ側にある2点$A,B$と直線$l$上の点$P$があります。
点$A$から点$P$を経由し点$B$までを線で結んだときの線の長さ$AP+BP$が最小になるとき点$P$は直線$l$上のどの位置にあるでしょうか?

直線lに関して点Bに対称な点B'

 $AP+BP$が最小になるような点$P$の位置を探すには、まず直線$l$に関して点$B$に対称な点$B'$をおきます。
すると直線$l$は$BB'$の垂直二等分線になるので常に$BP=B'P$が成り立ちます。

このことから常に$AP+BP=AP+B'P$が成り立つので、$AP+B'P$が最小になるときどこに点$P$があるのか?とも考えることができます。

AP+BPが最小になるのは線分AB'と直線lの交点が点Pのとき
$AP+B'P$が最小になるとき点$P$は線分$AB'$上にあるので、点$P$は線分$AB'$と直線$l$の交点に存在することがわかります。

 したがって、$AP+BP$が最小になるときの直線$l$上の点$P$の位置を求めるには、直線$l$に関して点$B$に対称な点$B'$と点$A$を結んだ線分$AB'$と直線$l$の交点を作図すれば良いことになります。

Share:
◎Amazonのアソシエイトとして、当サイト「数学について考えてみる」は適格販売により収入を得ています。
Powered by Blogger.

Blog Archive

PR

ブログランキング・にほんブログ村へ