「テーブル1脚とそれぞれ高さが異なる3個の花瓶A、B、Cがある。花瓶を2個選び、1つをテーブルを設置した床の上に、もう1つをテーブルの上に置いて2つの花瓶の頭頂部の高低差を調べると以下のようになった。
- 花瓶Aを床に、花瓶Bをテーブルの上に置いたときの花瓶A、Bの高低差はcm。
- 花瓶Bを床に、花瓶Cをテーブルの上に置いたときの花瓶B、Cの高低差はcm$。
- 花瓶Cを床に、花瓶Aをテーブルの上に置いたときの花瓶A、Cの高低差はcm。
テーブルの高さを[cm]、花瓶A、B、Cの高さをそれぞれ[cm]として式をつくります。
1.の場合
2.の場合
3.の場合
テーブルの高さを求める
からを求めます。
より
となるので、テーブルの高さはcmであるとわかります。
各花瓶の高さを求める
テーブルの高さがわかったので、の式それぞれのに代入して変形します。
また、花瓶A、B、Cの高さの合計がcmなので
にを代入すると
となります。
これをに代入すると
となります。
したがって、花瓶Aの高さは、花瓶Bの高さは、花瓶Cの高さはであるとわかります。
ちなみに4つの不明な数を4つの式から求めるこの問題は
という4つの式からなる連立方程式を解く問題であるといえます。
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