任意の角度に対して定義された三角関数のふるまいはグラフという形で表すことができます。
$\sin x, \cos x, \tan x$のグラフがどのような形であるのかを見てみます。
単位円による三角関数の定義を改めて以下に示します。
ただし、三角関数のグラフに必要なのは角度と三角関数の値であり、それぞれに$x$と$y$を割り当てる都合上、x軸をs軸、y軸をt軸に変更します。これによって定義の内容が本質的に変わることはありません。 角度$x$は弧度法をもちいて表します。
ただし、三角関数のグラフに必要なのは角度と三角関数の値であり、それぞれに$x$と$y$を割り当てる都合上、x軸をs軸、y軸をt軸に変更します。これによって定義の内容が本質的に変わることはありません。 角度$x$は弧度法をもちいて表します。
$\sin x$のグラフ
上記の定義より、$\sin
x$は角度$x$における単位円周上の点のt座標によって定められます。
定義より、単位円は$-1≦t≦1$の範囲にあり、点が単位円周上を動くのに従いt座標がなめらかに増減します。
この$\sin x$のふるまいにより、$y=\sin x$のグラフは$-1≦y≦1$の間で上下する波の形になります。
この$\sin x$のふるまいにより、$y=\sin x$のグラフは$-1≦y≦1$の間で上下する波の形になります。
また、このグラフの形は$2\pi$(度数法における$360°$)ごとに同じ形を繰り返します。
これは、円周上の点が$2\pi$回転すると元の位置に戻ることに由来する
これは、円周上の点が$2\pi$回転すると元の位置に戻ることに由来する
\[\sin x=\sin(x+2\pi n)\quad(n:整数)\]
という性質によるものです。
一般に、
特に、$p>0$で最小のものを基本周期といいます。
\[f(x)=f(x+p)\]
を満たす関数$f(x)$を周期関数といい、$p$を周期といいます。
特に、$p>0$で最小のものを基本周期といいます。
したがって、三角関数$\sin x$は周期関数で、基本周期は$2\pi$です。
$\cos x$のグラフ
上記の定義より、$\cos
x$は角度$x$における単位円周上の点のs座標によって定められます。
定義より、単位円は$-1≦s≦1$の範囲にあり、点が単位円周上を動くのに従いs座標がなめらかに増減します。
この$\cos x$のふるまいにより、$y=\cos x$のグラフは$-1≦y≦1$の間で上下する波の形になっています。
この$\cos x$のふるまいにより、$y=\cos x$のグラフは$-1≦y≦1$の間で上下する波の形になっています。
$\tan x$のグラフ
上記の定義より、$\tan
x$は角度$x$における単位円周上の点と原点を通る直線と直線$s=1$との交点のt座標によって定められます。
定義より、$x=\dfrac{\pi}{2}+\pi
n$($n:$整数、度数法における$90°+180°×n$)における単位円周上の点は$(0,
1)$または$(0,
-1)$となり、このいずれかの点と原点を通る直線は直線$s=1$と平行で交点をもたないので、$\tan
x$は定義できません。
この性質により、$y=\tan x$のグラフは$x=\dfrac{\pi}{2}+\pi n$で途切れます。
この性質により、$y=\tan x$のグラフは$x=\dfrac{\pi}{2}+\pi n$で途切れます。
$\dfrac{\pi}{2}+\pi n<x<\dfrac{\pi}{2}+\pi(n+1)$において、$y=\tan
x$のグラフは右肩上がりの曲線となっています。
これは、この範囲で$x$が増加すると$\tan x$の値は常に増加する性質があるためです。
これは、この範囲で$x$が増加すると$\tan x$の値は常に増加する性質があるためです。
また、$x$における単位円周上の点と原点を通る直線の傾きはどのような実数もとることができるため、$y=\tan
x$の値域はすべての実数となります。
特に、$x$が増加して$\dfrac{\pi}{2}+\pi n$に限りなく近づくときは$\tan
x$が正の無限大に発散し、$x$が減少して$\dfrac{\pi}{2}+\pi
n$に限りなく近づくときは$\tan x$が負の無限大に発散します。
Share:

.png)
.png)
.png)
.png)
.png)
.png)
.png)
.png)
.png)
.png)



