$△\text{ABC}$と定点$\text{P}$を考えます。
直線$\text{AP}, \text{BP}, \text{CP}$上にそれぞれ$\text{AP}:\text{DP}=\text{BP}:\text{EP}$$=\text{CP}:\text{FP}=m:n$となるように点$\text{D}, \text{E}, \text{F}$をとります。
このとき、3点$\text{D}, \text{E}, \text{F}$はそれぞれ定点$\text{P}$に関する点$\text{A}, \text{B}, \text{C}$との位置関係が一致するようにとります。(例えば、点$\text{D}$が定点$\text{P}$に関して点$\text{A}$と同じ側にあるならば点$\text{E}, \text{F}$もそれぞれ同じ比で点$\text{B}, \text{C}$と同じ側にとります。)
直線$\text{AP}, \text{BP}, \text{CP}$上にそれぞれ$\text{AP}:\text{DP}=\text{BP}:\text{EP}$$=\text{CP}:\text{FP}=m:n$となるように点$\text{D}, \text{E}, \text{F}$をとります。
このとき、3点$\text{D}, \text{E}, \text{F}$はそれぞれ定点$\text{P}$に関する点$\text{A}, \text{B}, \text{C}$との位置関係が一致するようにとります。(例えば、点$\text{D}$が定点$\text{P}$に関して点$\text{A}$と同じ側にあるならば点$\text{E}, \text{F}$もそれぞれ同じ比で点$\text{B}, \text{C}$と同じ側にとります。)
すると、$△\text{DEF}$は$△\text{ABC}$と相似になります。
このことを確かめてみます。
$△\text{ABP}$と$△\text{DEP}$に着目します。
このことから$\text{AP}:\text{DP}=\text{BP}:\text{EP}$$=\text{AB}:\text{DE}=m:n$です。
- 仮定より$\text{AP}:\text{DP}=\text{BP}:\text{EP}=m :n$
- 点$\text{D}, \text{E}$が定点$\text{P}$に関して点$\text{A}, \text{B}$と同じ側のときは共通の角、点$\text{A}, \text{B}$と反対側のときは対頂角となるので$∠\text{APB}=∠\text{DPE}$
このことから$\text{AP}:\text{DP}=\text{BP}:\text{EP}$$=\text{AB}:\text{DE}=m:n$です。
同様にして、$△\text{BCP}$と$△\text{EFP}$が相似より$\text{BP}:\text{EP}=\text{CP}:\text{FP}=\text{BC}:\text{EF}$、
$△\text{CAP}$と$△\text{FDP}$が相似より$\text{CP}:\text{FP}=\text{AP}:\text{DP}=\text{CA}:\text{FD}$が成り立ち、
このことから$\text{AB}:\text{DE}=\text{BC}:\text{EF}=\text{CA}:\text{FD}$であることがわかります。
したがって、3組の辺の比が等しいので$△\text{ABC}$と$△\text{DEF}$は相似であることがわかります。
点$\text{D}, \text{E}$が定点$\text{P}$に関して点$\text{A},
\text{B}$と同じ側のときは$∠\text{PAB}$と$∠\text{PDE}$は同位角、点$\text{A},
\text{B}$と反対側のときは$∠\text{PAB}$と$∠\text{PDE}$は錯角の関係にあるので、どちらの場合でも$\text{AB}//\text{DE}$が成り立つことがわかります。
同様にして、$\text{BC}//\text{EF}, \text{CA}//\text{FD}$であることもわかります。
同様にして、$\text{BC}//\text{EF}, \text{CA}//\text{FD}$であることもわかります。
対応する辺が平行なので、$△\text{DEF}$は$△\text{ABC}$をそのまま拡大・縮小の変形と平行移動したものか$180°$回転移動もおこなったもののどちらかとなるのですが、それは点$\text{D},
\text{E}, \text{F}$それぞれの定点$\text{P}$に関する点$\text{A}, \text{B},
\text{C}$との位置関係により、以下のようになります。
-
点$\text{D}, \text{E},
\text{F}$それぞれが定点$\text{P}$に関して点$\text{A}, \text{B},
\text{C}$と同じ側にあるとき
- $△\text{DEF}$は$△\text{ABC}$を拡大・縮小+平行移動したもの
-
点$\text{D}, \text{E},
\text{F}$それぞれが定点$\text{P}$に関して点$\text{A}, \text{B},
\text{C}$と反対側にあるとき
- $△\text{DEF}$は$△\text{ABC}$を拡大・縮小+平行移動+$180°$回転移動したもの
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