ですが、直線$l$と平面$α$が垂直であることは、平面$α$上の2本の直線が直線$l$と垂直に交わっていることがわかれば示すことができます。
これは、平面をただ1つに定めるためには同一直線上にない3点があればよく、直線$l$と他の直線との交点と直線$l$と垂直に交わる2本の直線からそれぞれ1点ずつ選んだ交点以外の点の計3点で平面$α$を定めることができるためです。
このことから直線$l$と平面$α$が垂直であることは、直線$l$と平面$α$が交わっていて、その交点を通る平面$α$上の相異なる2本の直線がそれぞれ直線$l$と垂直に交わっていることともいうことができます。
このことから、直線$l$に垂直な平面$α$は直線$l$に直交する直線を直線$l$を軸として回転させたときにできる平面であるといえます。
このことから、直線$l$に垂直な平面$α$上の任意の直線もまた直線$l$に垂直であるといえます。
また、同一平面上になく交わることのない2本の直線のことをねじれの位置にあるというため、直線$l$と平面$α$との交点を通らない平面$α$上の任意の直線は直線$l$に垂直であると同時に直線$l$とねじれの位置にあるともいえます。
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