なぜこのように表すことができるのでしょうか?2通りの方法で確かめてみます。
相似を利用する方法
かつのとき、点それぞれからx軸へおろした垂線の足をとすると、直角三角形と直角三角形ができます。
これら直角三角形は1組の鋭角が等しいので相似であり、直角三角形の斜辺の長さは、直角三角形の斜辺の長さはであることから、相似比はであることがわかります。
これら直角三角形は1組の鋭角が等しいので相似であり、直角三角形の斜辺の長さは、直角三角形の斜辺の長さはであることから、相似比はであることがわかります。
また、でもあるので、直角三角形の各辺の長さは直角三角形の対応する辺の長さの倍であることがわかります。
ここで、辺の長さはそれぞれ点のx座標、y座標の絶対値、辺の長さはそれぞれ点のx座標、y座標の絶対値に等しいので、これら直角三角形の対応する辺の長さの関係は、点は点よりx軸から倍離れており、点よりy軸から倍離れていることを意味しています。
したがって、点の座標は点の座標を倍したものとなるため、点の座標が
と表せることがわかります。
これはまたはのときも成り立ちます。
分点の座標を利用する方法
すると、原点の座標において
が成り立つことがわかります。
原点のx座標より
原点のy座標より
したがって、点の座標は
と表せることがわかります。
原点から点までの距離は
より求められます。
線分のx軸の正の部分と反時計回りになす角は、点のx座標、y座標より
となることより、連立方程式
の解より求められます。
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